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東京都・GovTech東京との協働。担当職員同士の意見交換会を開催!

こんにちは、調布市デジタル行政推進課です。6月某日、東京都デジタルサービス局とGovTech東京*の職員の皆さんを市役所にお招きし、我々市役所職員とデジタル化に関する意見交換を行いました。

*GovTech東京とは
GovTech東京 (govtechtokyo.or.jp)は東京都との協働体制で、東京都の62市区町村のニーズにも応じた東京全体のデジタル化の実現を目指すために、昨年7月に設立された団体です。

開催の目的は?

東京都とGovTech東京は、東京全体のDXを進展させるため「ワンチーム」となって様々なサービスを展開しています。調布市は、両団体と積極的な協働を図りながら市のデジタル化に取り組んでいます。

今回の意見交換は、各団体同士の情報共有はもとより、担当者同士の顔の見えるネットワークづくりを通した更なる連携強化を目的に開催し、デジタル技術の導入やDX推進に関わる課題などについて、広域自治体と基礎自治体の双方の視点から率直な意見を交わす貴重な機会となりました。

具体的には、どんな意見交換をしたの?

自治体情報システムの標準化、施設予約システム、データ利活用、デジタル人材育成などのテーマについて、テーマごとに各担当者がテーブルに分かれて議論しました。

担当者同士の意見交換の様子

東京都やGovTech東京の皆さんからは、主に市区町村向け支援メニューについての紹介や今後の支援内容の検討に向けたヒアリングのほか、都内自治体の状況の共有や市担当者の悩みに対する助言などをいただきました。

意見交換を通した学び

今回の意見交換会を通じて、調布市の各担当者は多くの新たな知見を得ることができました。例えば、施設予約システムでは、システム導入や改善に関する専門的な知見に基づくBPR(業務プロセスの再設計)についてのアドバイスが非常に参考になりました。市民の皆様にとってより使いやすいオンラインサービスの実現に向けた、ウェブサイトのユーザビリティ向上などに活かせる貴重な知見を得ることができました。
また、データ利活用に関する議論においては、データを効果的に利活用するためには、職員が業務において「課題の掘り起こし」を意識することが大切との気づきを得ることができました。

シェアオフィスを試行してみた

担当者同士の顔の見えるネットワークづくりも目指した本企画でしたが、担当者同士の交流が深まるにつれ、本音での会話やちょっとした疑問をぶつけやすくなり、より活発で有意義な議論につながったと実感しました。このような機会を、もっと気軽に日常的に創出するためには、団体の垣根を越えて職員同士が同じ空間を共有することも重要と考えています。
こういった意図もあり,今回の意見交換では試行的に庁内に共有のワークスペース(シェアオフィス)を用意し、東京都とGovTech東京の皆様の空き時間に利用していただきました。今後もデジタルツールやワークスペースなどハード面の環境整備も含め、効率の良い形での交流を検討していきたいと思います。

シェアオフィスの試行

市のデジタル化を推進し、市民の皆さまの生活をより便利で快適にするためには、一基礎自治体だけの力で取り組むのではなく、多様な主体との連携が不可欠だと考えています。今後も東京都やGovTech東京との協働を継続し、デジタル技術の活用を通した市民サービスの向上を目指して、引き続き邁進してまいります。市職員としてのチャレンジは続きます。