調布市の未来の働き方を考えるワークショップ ~in GovTech東京オフィス~
「働き方改革って,どうやって進めればいいんだろう?」
少子高齢化による人手不足や環境問題など,昨今の様々な社会問題や行政内部における課題を解決するため,私たち行政職員は日々試行錯誤しながら業務にあたっています。その中でも,行政の機能を維持し,質の高い住民サービスを提供し続けていくためには,デジタル技術を活用した働き方改革は避けられない課題であると考えています。
「働き方改革って,どうやって進めればいいんだろう?」
ということで…
調布市の未来の働き方を考える取組として,行政改革を担当している職員や,職場文化の革新,意識変革に興味を持つ有志職員で「GovTech東京」のオフィス見学をさせていただきました。
GovTech東京とは
GovTech東京 (govtechtokyo.or.jp)は東京都との協働体制で,東京都の62区市町村のニーズにも応じた東京全体のデジタル化の実現を目指すために,昨年7月に設立された団体です。
GovTech東京設立以来,調布市としても日々連携して業務を進めていく中で,デジタルを活用した業務環境,働きやすいオフィス環境を整備しているGovTech東京の職員の方々の働き方に興味を持っており,調布市での取組の参考にさせていただくために今回の企画を開催しました。
先進的なオフィスの見学
オフィス見学では,職員の執務環境(フリーアドレス等のレイアウトや文書の保管方法,職員のロッカーの設置など)を見学させていただきました。また,職員が使用しているデジタルツール(勤怠管理ツール,情報共有ツールなど)や,チーム内でのコミュニケーションの取り方などをご紹介いただきました。
フリーアドレス(固定席を持たずに好きな席で働くワークスタイルのこと)やテレワークの環境が整っている職場においても,デジタルツールを駆使して効率的に業務を進めていることが分かりました。
調布市でも新しい働き方を進めていくために
その後,先進的なオフィスを見学した結果を踏まえ,今後の調布市で目指したい働き方,それに対する現状の課題,解決方法,今すぐに我々職員が取り組めることなどを検討するグループワークを行いました。
グループで出し合った意見は即時資料としてまとめ,GovTech東京職員の方や今回オフィス見学には来れなかった他の職員に対してオンライン会議ツールを使用して発表し,実現に向けた意見交換などを行いました。
今回の取組では,普段の執務スペースと違ったオープンかつフラットな職場環境を肌で感じることができ,参加した職員にとっては非常に刺激の多い時間となりました。調布市でも良好な職場環境で働きたい,そのためには何が必要か,自らがどのように行動するか,そんなことを考えるきっかけとなる取組でした。
デジタル技術を使用した職員の働き方改革を推進することは,業務効率化や意思決定のスピード向上など,住民サービス向上や市民の満足度にも大きな影響を与えるとても重要な課題です。
今後も他自治体や民間企業など,必要に応じて連携したり,良いところは積極的に真似して取り入れたり,働き方改革やDX推進のために様々な取組を行っていきたいと思います。