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地域コミュニティと連携した取組で、デジタルデバイドを解消―東京都の取組

東京都では、東京デジタルファースト条例に基づき、デジタルデバイドの是正のための取組を積極的に推進しています。そのなかでも特に注目すべきは、地域コミュニティと協力して行われるモデル事業の展開です。この事業で、地域の皆さんがお互いに助け合いながら、デジタルデバイドの問題を解決するためのガイドラインが作成されました。地域の方も活用できるガイドラインとなっていますので、この記事では、ガイドラインの背景や概要についてご紹介します。

地域コミュニティと連携したモデル事業の経験をガイドラインへ

東京都のモデル事業では、都内の7自治体が地域の様々なコミュニティを対象にデジタルデバイドの解消に取り組みました。特徴的な点は、地域コミュニティとの連携による共助体制の構築です。共助体制は、お互いにデジタルスキルを教え合い、助け合う輪を作ることを目指しています。今後、デジタルデバイド対策を進める団体が、このモデル事業の経験と知識を活用できるように、ガイドラインが作成されました。

令和4年度のモデル自治体の事例一覧(ガイドラインより抜粋)

ガイドラインはどのような内容?

ガイドラインでは主に次のような内容が紹介されています。

  1. デジタルデバイドに関するポイントや対策、支援内容や方法

  2. 事業推進の方法やフェーズ別のアプローチ

  3. 具体的な事例

これらの資料を活用することで、自治体担当者や地域コミュニティは、実際の事例やヒントに基づいて、迅速かつ効果的にデジタルデバイド対策に取り組むことができます。また、事業推進用資料のテンプレートや教材も提供されており、手間を省いて取組を始めることができます。

練馬区プログラムガイドブック Instagram編(教材)より抜粋

地域の取組がデジタルデバイドを解消へ―ガイドラインの活用

自治体や地域コミュニティは、ガイドラインを参考にしながら、地域ごとの特性やニーズに合わせた取組を行うことで、効果的にデジタルデバイドの解消に取り組むことができます。
デジタルデバイドの解消は、誰もがデジタル技術の恩恵を享受することができるデジタル社会の実現に向けた重要なテーマとされています。皆さんもガイドラインを活用し、身近で困っている方のデジタル活用を手助けするところから助け合いの輪を広げましょう。


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