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他区市と連携して進めるDX ~5区市コワーキングで学び合い~

こんにちは。調布市役所デジタル行政推進課です。
日頃から「デジタル行政推進課って、どんな仕事をしているの?」という声を耳にします。そんな声にお応えするため、今回は私たちのミッションである「デジタル化の推進」に関する取組として、先月開催した「5区市合同コワーキング」の様子をご紹介します。


5区市合同コワーキングとは?

調布市の声掛けで、他区市のDX推進担当職員が集まり、業務をしながら情報交換を行った企画です。
デジタル技術を活用して行政サービスを向上させたいという想いはどの自治体にも共通するものですが、その道のりには多くの課題や悩みが伴います。そこで、自治体の枠を越え、DX推進担当者同士が気軽に情報や知見を共有できる場を設けようと企画しました。

このコワーキングのきっかけは、「GovTech東京」のイベントで知り合った自治体職員との会話でした。「どこも同じようなDXの悩みを抱えているね、悩みの共有や一緒に解決策を探せる気軽な交流の場が欲しいなぁ」というアイデアから、今回の開催に繋がりました。


コワーキング当日の様子

令和6年12月、調布市役所に目黒区、墨田区、府中市、練馬区をお迎えし、職員10名が対面形式で実施しました。プログラムは以下の通りです。

① BIツール(Tableau)講座

初めに、目黒区の職員を講師としてお迎えし、BIツール「Tableau」の基礎講座を行いました。
BIツールやデータ利活用に関する目黒区の先進事例を学びたいと依頼したところ、快く引き受けていただきました。

当日の講座では、Tableauを用いたデータ可視化の基本を中心に紹介していただきました。参加者からは「業務での活かし方がイメージできた」といった声が多く聞かれ、実践的な内容となりました。

Tableau(タブロー)とは
大量のデータをグラフや地図に可視化し、重要な情報を直感的に把握できるツールです。これにより、データをもとにした分析や意思決定が効率的に行えます。

講座の様子

② 5区市での情報交換

講座後には、参加者全員で情報交換を行いました。
主な意見交換テーマ】
・行政手続きのオンライン化
・デジタル人材の育成
・生成AIの活用
・各自治体が力を入れているDX推進の取り組み など

各自治体の取り組みや課題、アイデアを共有し、他区市の先進事例を知ることで新たな視点を得ることができました。

また、墨田区が開催した素晴らしい取組「SUMIDA×DX展」の準備過程についてもお話を伺い、イベント企画における工夫や課題に関する担当者視点のリアルなエピソードを共有いただきました。

意見交換の様子

今後も垣根を越えて

今回のコワーキングは、参加者の熱意と協力により、非常に実りある機会となりました。
他区市との連携を深めることで、各自治体の知見やノウハウを共有し、より効率的にDXを推進する道が拓けると実感しています。

市職員としてのチャレンジは続きます。